甘柿・渋柿の品種一覧!特徴別のおすすめも紹介

お見舞いや大切な方への贈り物、ご家族用に柿を選びたいけど、

「甘柿と渋柿の違いがいまいち分からない」

「それぞれの品種の違いやおすすめが知りたい」

など、お悩みではありませんか?

この記事では、甘柿と渋柿それぞれの品種と特徴がひと目で分かるよう一覧にしました。また甘さや大きさ、高級なもののおすすめ品種もご紹介しています。

ぜひ柿を選ぶ際の参考になさってください。

甘柿・渋柿の品種と特徴一覧

柿は大きくわけて「甘柿」と「渋柿」とに分類されます。

基本的には甘柿はそのまま食べる用途に、渋柿は干し柿として使われます。

ただ渋柿でも、スーパーで売られている品種は渋抜き後に出荷されるので、甘柿のように購入後そのまま食べられます。
もし干し柿用に渋柿を購入したい場合は、直売所や道の駅などで加工前のものを購入するとよいでしょう。

以下、甘柿と渋柿の代表的な品種とそれぞれの特徴を一覧にしました。

【甘柿】

品種食感大きさ(約/g)旬の時期
シンデレラ太秋強い甘み(糖度20前後)果汁が多くジューシー・サクッとしている38011月上旬
サン太秋強めの甘み(糖度18前後)シャリっとしている32010月下旬
富有柿爽やかな甘みシャキシャキしている・適度な歯ごたえ230〜28011月
次郎柿(治郎柿)自然な甘さ硬めでコリコリしている250〜30010月中旬〜11月中旬
早秋すっきりした甘さしっとりしている3009月下旬〜10月上旬
紀州てまりすっきりした甘さジューシーかつシャキっとしている4009月〜12月
輝太郎しっかりとした甘み(糖度約17)果汁が多く柔らかめ30010月
西村早生あっさりとして淡白粘り気あ強くてカリカリしている2209月下旬〜10月上旬
秋王濃厚な甘さサクサクしている310〜35010月下旬〜11月中旬
禅寺丸柿並み程度の甘さ硬めでサクッとしている11010月中旬〜11月中旬
筆柿コクのある濃厚な甘さ粘り気あ強くてカリカリしている1009月下旬〜10月

【渋柿】

品種食感大きさ(g)旬の時期
紋平柿さわやかな甘さほどよい硬さ240〜30011月
おけさ柿まろやかな甘さとろけるように柔らかい200〜27010月中旬〜11月上旬
みしらず柿ほどよい甘さ柔らかくややねっとりとしている200〜28010月下旬〜11月中旬
愛宕(あたご)柿黒糖のようなほんのり上品な甘さサクサクしたほどよい硬さ300〜35011月中旬〜12 月中旬
市田柿上品な甘みもっちりとしている100〜12011月
百目柿優しい甘さほどよく柔らかい375〜50011月〜12月上旬
刀根柿優しい甘さコリコリしている220〜3609月〜10月

【特徴別】柿のおすすめ品種

贈りものやご家庭用に柿を選ぶ際、基準としてよくあげられる特徴を以下4つに分けてそれぞれおすすめの品種をご紹介します。

  1. 甘い柿
  2. 大きい柿
  3. 高級な柿
  4. 干し柿用の品種

【1】甘い柿のおすすめ

甘みを重視して柿を選ぶなら、太秋の品種がおすすめです。

糖度20度以上の極めて甘い品種がお好きなかたには「シンデレラ太秋」を選ぶと、間違いなく喜ばれます。

そのほか「サン太秋」も、糖度18前後と他の品種に比べて甘さが強い銘柄です。

渋柿で甘い品種を選ぶなら、紋平柿もおすすめ。

紋平柿は収穫してからアルコールや炭酸ガスで渋抜きをしたあと出荷されます。
渋抜きをすることで上品な甘さが際立ち、人によっては甘柿より甘く感じるともいわれる品種です。

【2】大きい柿のおすすめ

大きさで柿を選ぶなら、甘柿なら「シンデレラ太秋」や「紀州てまり」がおすすめです。

どちらの品種もおよそ380〜400グラムほどあり、ほかの品種に比べて大きめだといえます。

渋柿では「百目柿」が大きい品種です。百目とはもともと百匁(ひゃくもんめ)からついた名前で、375グラムほどの重さを表すことば。

その名の通り375〜500グラムほどの重さがあり、渋柿の中でも極めて大きな品種です。

【3】高級な柿のおすすめ

高級な柿の品種でおすすめは、シンデレラ太秋です。

他の品種は1個あたり数百円〜1,000円前後の価格設定ですが、シンデレラ太秋は1個あたり2,000円前後〜8,000円前後。極めて高級な品種であることが分かります。

太秋は柿の中でも極めて甘い品種ですが、中でも糖度20度前後のよりすぐられた高品質な柿だけが「シンデレラ太秋」と認められます。

購入者のレビューでも、

「歯ごたえがしっかりあるのに甘くて絶品」

「今までの柿は何だったのかというくらい美味しい」

「他の柿とは全然違う」

との評価が多く、歯ごたえがありつつもジューシーな食感と強い甘みとの絶妙なバランスが高品質である理由です。

【4】干し柿用のおすすめ

干し柿とは、渋柿を干して乾燥させ甘さを出したものです。

干し柿に使うおもな品種には「愛宕(あたご)柿」「市田柿」「百目柿」などがあります。

前述の通り一般的にスーパーに出回っている渋柿は、そのまま食べられるよう出荷前に渋抜きされています。


干し柿用の渋柿を購入するなら、直売所や道の駅、フリマアプリ、インターネット通販で干し柿用と記載のあるものを入手するとよいでしょう。

種なしや黒い柿の代表的な品種

種なしの柿で代表的な品種は、「秋王」「刀根柿」「平核無(ひらたね)柿」などがあげられます。

ほかにも変わった品種でいうと、和歌山県で栽培される「紀の川柿」は黒い柿として有名です。

厳密にいうと、平核無柿を木に成ったまま渋抜きしてつくられた柿を「紀の川柿」とよびます。

柿の保存方法

柿が十分に熟していないうちは、常温保存でも問題ありません。ポリ袋に入れてヘタを下向きにし、風通しのよい場所で保管しましょう。

ただし夏の高温の時期は、熟していない場合でも冷蔵庫での保存がおすすめです。

冷蔵保存については、NHKのTV番組で紹介されていた以下の方法をご紹介します。
約2週間ほど長持ちしますよ。

①水を含ませたティッシュペーパーやキッチンペーパーをヘタの上に置く

②①をラップやポリ袋でくるむ

③そのままヘタを下向きにして冷蔵庫の野菜室で保存。

※注意点:濡れたティッシュペーパーが果実に触れないようにする。

実の変色や味の変化を防ぐためです。

それぞれの品種の特徴からお好みの柿を見つけよう!

柿は甘柿と渋柿に大別され、品種により食感や甘さ、大きさに違いがあります。

ご紹介した品種一覧を参考に、あなたや贈る相手のお好みにあう柿を見つけてくださいね。

本サイトでも高級品種の「シンデレラ太秋」や甘みが特徴の「サン太秋」、上品な甘さの「紋平柿」を販売しております。

大切な方への贈り物やご家族に、ぜひいちど商品ページをご覧ください。

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